社会貢献ファシリテーター研修に行ってきました!
こんにちは、大悟です。
2018年10月15日(月)、日本財団ビルにて社会貢献教育ファシリテーター研修が行われました。
准認定ファンドレイザー試験受験の為に受講したのですが、予想外の学びや気付きが得られたので共有したいと思います。
目次
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寄付教育の重要性
『内閣府・社会意識に関する世論調査』によると、日本人の65.3%が社会貢献に興味があると答えています。
一方、寄付もしくはボランティアを実際にしている人の割合は43.6%となっており、ギャップが見られます。
特に20〜30代の寄付・ボランティア経験割合は12%程度となっています。
ここから分かることは以下2点です。
- 社会貢献に興味があっても、具体的な行動に落とせない。
- ボランティアは仕事やライフスタイルに余裕のあるシニアがやるもの。
このような意識がまだまだ残っている、ということです。
また、学校教育の中で寄付・ボランティア経験があると、大人になってから寄付・ボランティアを行う割合が約1割増えるというデータがあります。
授業の中で寄付を学べた経験が、大人になってから実際に行動に移すきっかけになることが多いということです。
他にも生徒を教える立場にある教員に社会貢献経験がないなど、まだまだ子どもの寄付教育機会が十全とは言えません。
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日本の若者の自己肯定感の低さ
日本の若者は諸外国と比べると、自分を肯定的に捉えている人の割合が低く、健全な自尊心が養われている人も多くないというデータがあります。
アメリカの若者は9割弱が「自分自身に満足している」と回答しているのに対し、日本の若者のうち、同様の回答をしている者の割合は5割弱です。
寄付やボランティアによって、「自分は誰かの役に立っているんだ!」という実感が得られれば、自己肯定感の改善に繋がるはずです。
寄付で未来の社会を想像できるし、創造できる。より多くの人にイシューを知ってもらうこと、イシューに参加できる機会と手段を提供すること、実際にアクションを起こせた自分に満足感を感じてもらい、自分も社会を変えることのできる一員なんだと思っていただく。
— 鈴木大悟 (@fundraiserdaigo) 2018年9月30日
寄付することで居場所が生まれる。社会のいろんな場所に自分が参加できる居場所があるというのはとても幸せなことだと思う。小中学生の時にいじめられてて、この世界のどこにも居場所がないと感じていた昔の私を救うことができると思う。
— 鈴木大悟 (@fundraiserdaigo) 2018年9月30日
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社会貢献ファシリテーターとは?
こうした寄付やボランティアを知らないまま大人になってしまう若者たちに、寄付の楽しさを知ってもらう為にできたのが「寄付の教室」です。
「寄付の教室」では、気軽にゲーム感覚で寄付の仕組みや社会の成り立ちについて学ぶことができます。
社会貢献ファシリテーターはこの「寄付の教室」の案内役なのです。
私は今回、最もオーソドックスな「寄付の教室」の受講者役とファシリテーター役の両方を体験させていただきました。
複数の団体からどの団体に寄付するのか、グループで議論をしたのですが、中でも特に面白かったのは「同じ団体に寄付する」という意思を表明した人同士でも、
「なぜその団体に寄付をしたのか?」という理由は、全く異なるものだった、ということです。
こうしたゲームでやってみると本当にわかりやすく、人によって寄付をする理由は千差万別で、それぞれのお気持ちにきちんと寄り添うことが大事だということを学べました。
また、ファシリテーター役を務めさせて頂いたことも、自分の話し方やプレゼンの癖を内省する非常に良い機会となりました。
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まとめ
寄付文化の醸成には、こうした草の根的な活動が不可欠です。
子どもたちが寄付やボランティアを「楽しいもの」「嬉しいもの」「かっこいいもの」として捉えられるよう、私も日々精進します。
講師の大石さん、細貝さん、また同じ時間を共有してくださった皆さん、ありがとうございました!!
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。