「托鉢」について考えてみた
目次
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托鉢ってなに?
こんにちは!大悟です!
皆さんは「托鉢(たくはつ)」ってご存知ですか?
駅前でお坊さんがお椀を持って、ずっと待っている姿を一度は見たことないですか?
そう、それが托鉢です。
信者の家を回ったり、街角で立ち続けたりして、食べ物や金銭を乞う修行のことです。
修行の中で修行僧は最低限の生活必需品だけを所有し、所有欲からの脱却を図ります。
托鉢の歴史は古く、仏教が開教されてから修行の一環として、粛々と行われてきました。
日本にも飛鳥時代の仏教伝来に合わせて、托鉢も海を渡ってきました。
今は世界文化遺産にも登録されている奈良の東大寺は、その建設資金や物資を行基(668年〜749年)が勧進(かんじん)を通じて、民から集めたと言われています。
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托鉢の本当の意味
もともと釈迦の教えとしては、托鉢は裕福な人のところに行くのではなく、貧しい人のところを回るのが本来の意味だそうです。
これって不思議じゃないですか?
裕福な人のところを回った方が施しもたくさんもらえそうですし、貧しい人のところを回って恵んでもらうのはちょっと気が引けますよね。
それでもなぜ貧しい人のところを回るのかというと、貧しい人は「自分は貧しい」と思い込んでいて、自分に足りないものばかり考えてしまうので、いつまでも豊かになれないからだそうです。
貧しい人に「施し」という体験をさせてあげることで、自分が今持っているもの、今あるものに目を向かせ、貧しさ意識から救ってあげる、それが托鉢の真意なんですね。
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「今はまだお金がないから、お金持ちになったら寄付するよ。」
ファンドレイザーの仕事をしていると、こんな言葉を頂くことがあります。そう仰って頂けることや寄付して下さるそのお気持ちや心意気は、本当に、有難いことです。
しかし、それっていつなんでしょうか?
年収1000万円稼げるようになったらですか?資産が1億円になったらですか?
私はその景色を見たことはないので分からないですが、きっと年収1000万円稼げるようになったとしても、隣で年収3000万円稼いでいる人がいたら、貧しいままなのではないでしょうか。
大切なのは考え方と捉え方で、私はどんな人でも今すぐ豊かになれると確信しています。
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ほんのかけはし
あなたの施しで救われる人はたくさんいます。
それでももし、本当にお金に困っていて、他人にお金を回す余裕がなかったとしても、参加する方法があります。
認定NPO法人かものはしプロジェクトでは、「ほんのかけはし」という読み終えた本をお金に変えて寄付する仕組みがあります。
ご自宅にある要らなくなった古本を5冊用意していただければ、宅配業者が集荷してくれて、古本販売買取会社がお金に変えてくれます。
そのお金が寄付金となり、子供が売られない世界をつくるための活動に使われます。
DVDやゲーム、CDなんかも買取の対象になりますので便利ですね。
詳しくはコチラ↓
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まとめ
托鉢のように集まった、小さな善意はやがて大きな流れとなり、この世界を変えます。
支援金の多寡は関係ありません。
今できることをやりましょう。
すぐに劇的な変化は起きないかもしれないけれど、あなたがアクションを起こす前と後とでは、少しだけ世界は変わるはずです。
かく言う私もまだまだ未熟者ですが、修行僧のようにファンドレイジングを追究していきます!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。