トラウマをエネルギーに変える方法
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忘れられないトラウマってありますか?
こんにちは!大悟です!
皆さんには忘れられない、思い出すだけで辛くなってしまうようなトラウマはありますか?
今日はどうすればトラウマをエネルギーに変えることができるのか、そしてそのエネルギーを高めていくにはどうすればいいのか、について話したいと思います。
実は私にも、強烈な「トラウマ」があります。
話は10年前に遡ります。
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いじめ
私は地元、埼玉は鴻巣の何の変哲もない、普通の公立中学校に通っていました。数学が大の得意で、授業でも積極的に挙手して発言するような子供でした。
きっと、最初はちょっとしたひずみだったのだと思います。
「生意気だ。」
「笑っている顔が気持ち悪い。」
「あいつ悪い大人と付き合ってるらしいよ。」
何の根拠もないような陰口を言われ、私は深く深く傷付きました。小学校からの友達も、私がいじめの対象になっているとわかると、一人、また一人と私と話したがらない素ぶりを見せ始めました。
なくなったテニスシューズがボロボロになって違う場所で見つかったり、席替えで隣になったクラスメイトに泣き出されたり、修学旅行の自由行動でどこのグループにも入れず孤立したり、、、辛い日々が続きました。
学校と家を往復する日々の中で、いじめられていることを親にも話せませんでした。余計な心配をかけたくないと思ってしまい、とても打ち明けられませんでした。
私の居場所はどこにもありませんでした。
逃げ場がありませんでした。
何とかしてここから抜け出したい、その一心でした。
「私のことを誰も知らない場所に行きたい。新しい環境で人生の再スタートを切りたい。」と考え、受験勉強を始めました。
第一志望校は「早稲田大学本庄高等学院」、志望校に決めた一番の理由は寮があったからです。大嫌いな地元から脱出したいと思い、そこに決めました。
志望校を決めてからは寝る間も惜しんで勉強しました。今だから言えることですが、お風呂に入る時間ももったいなくて、半年間ぐらいお風呂に入りませんでした。(今はお風呂大好きで毎日入ってますよ笑)
中3の夏休み40日間で500時間勉強しました。一日あたり12時間半。うっかり朝8時に起きてしまうと、そこからすぐに勉強を始めたとしても、勉強以外に確保できる時間は3時間半しかありません。なので毎朝5時に起きて勉強しました。
残念ながら第一志望校には落ちてしまいましたが、同水準の学校に運良く引っかかり、晴れて新天地でスタートを切ることができました。
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「被害にあえて良かった」
かものはしプロジェクトは、インドの買春宿で性的搾取をされている女の子を助け、精神的に回復させる、また子供を買いにくい社会をつくろうと、インド社会の仕組みから変えようと活動している団体です。
我々は買春の被害に遭ってそこから脱出できた女の子を、敬意を込めて「サバイバー」と呼んでいます。
サバイバーの中には、劇的な回復を見せてくれる子もいて、サバイバーの精神回復をお手伝いするセラピストになってくれる子もいます。
セラピストになってくれた女の子から出た言葉が、
「被害にあえて良かった」
心が震えました。
たくさん大人の男の相手をさせられた、その過去を心から受容し、今生きていることに感謝し、懸命に前を向こうとしている気持ちが伝わってきて、一人になってから泣きました。
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受け取り方を変えればトラウマは推進力になる
私はまだ、心から「いじめにあえて良かった」と言えません。
過去を変えることはできませんが、その過去が自分に何をもたらしてくれているのか、受け取り方を変えることはできます。
もしこのブログを読んで下さっているあなたにも「強烈なトラウマ」があったとしたら、何かのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。