自分で稼いだお金を寄付して感じたこと

こんにちは!大悟です!

 

今日は、前回に引き続き、私が寄付を習慣化した経緯を話していきたいと思います。

 

私は現在社会人3年目の24歳です。今年の4月から、認定NPO法人かものはしプロジェクトのアソシエイト(社会人インターン)として働き始めました。

では、その前は何をしていたかというと、大学卒業後、2年間証券会社の営業マンをやっていました。

証券会社の営業マン、、言葉の響きだけで激務のにおいがプンプンしますね(笑)

私はその中でも、新規開拓営業に携わりました。まだ自社とお付き合いのない方に、新たに口座を開設していただき、金融商品を買って頂くことが私の仕事でした。

 

来る日も来る日も、新規のお客様のところへ、飛び込みの訪問をし続ける日々。

無視されるくらいであれば、まだマシで、ひどいときは顔に水をかけられたり、目の前で名刺を破られたりしました。

私の心は荒む一方でした。

 

 

「私は本当に誰かの役に立てているのだろうか…。」

「これが本当に自分のやりたいことだったのか…。」

 

 

それでも、ここで逃げるわけにはいかない、自分で選んだ仕事じゃないか、と何とか気持ちを奮い立たせ、仕事のできる上司に毎日付いて回って営業をイチから教えて頂いたり、営業のハウツー本やビジネス書を読み漁りました。

 

ある日、いつものようにネットを眺めていたときに、一つのインタビュー記事が目に止まりました。それは業種こそ違いましたが、伝説の営業マンの仕事術、といった類のものでした。読み進めていくと、その方も私と同じように、新規開拓の飛び込み営業をされている方でした。なんとその方は「1件飛び込みの営業をするごとに、10円寄付をしている」というのです。

正直その時の私は「ほんとかよ〜」と思ってしまいました(笑)

新規契約を頂くことと寄付の何が関係あるのだろう、と思ってしまったんですね。

うーん、効果があるかどうかは分からないけれど、とりあえずやってみよう!この人は1件につき10円寄付しているけど、私は1件1円でいいや!と。

きっと精神的にかなり追い詰められていたこともあり、藁にもすがる思いで、何でも試していた時期だったんですね。

 

 

とまあ、ここまでの話の流れはとっても綺麗で、最後はトップセールスマンにでもなっていれば美談で終わるところなんですけど、成果はあんまり変わりませんでした(笑)

 

当時の私は一日150件ほど、多い日は200件、朝から晩まで飛び込みの営業をしていました。夜へとへとになった体で、帰り道のコンビニのレジ脇にある募金箱にチャリン、次の日もチャリン、と募金を続けました。

 

すると心境の変化が出てきて、「私が1件でも多く営業すれば、間接的にでも少しずつ社会が良くなっていくんだ!」と前向きな気持ちになれました。自分の仕事と社会がドッキングしたような感覚でした。すると、あと1件、もう1件、と何とか足が進むようになりました。

最終的に人並みくらいには仕事もできるようになり、その頃には「もっと社会に貢献したい!」と強く想うようになっていました。

 

 

また社会的に大成功している人物の多くは、若くて収入もまだあまりないような頃から、収入の1割を寄付していた、ということを知ってからは、すぐに寄付の仕方を改め、給料日に銀行の窓口に行き、頂いたお給料の1割を寄付する、というやり方に変えました。

当時の私は毎月手取りで20〜25万円ほどお給料を頂いていたので、月2万円から2万5000円を寄付しました。生まれて初めて銀行の振替用紙を使って寄付をした時のあの感情と、窓口のおネイさんの変わった人もいるもんだなと見る訝しげな目と、銀行を出た時の晴れ晴れした気持ちは、死ぬまで忘れないと思います。

 

 

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。