新卒で入社した会社を2年で辞めた話

こんにちは、大悟です。

 

タイトルにありますように、

新卒で入社した会社を2年で辞めました。

我々の親世代が聞いたら、

「これだから近頃の若者は…」

「俺が若いときは…」

なんていう言葉が飛んできそうですね。

今日は、会社を辞めるに至った心境について話していこうと思います。

 

 

2016年4月1日、私は晴れて大学を卒業して、就職しました。

足を棒にして就活して、やっとの思いで掴んだ内定。

これから始まる新生活に胸をふくらませながら、入社式に向かいました。

 

新入社員は大きな講堂に集められ、式が始まるのを待ちました。

待っている間、両隣の同期に話しかけました。

どんな人が同期に集まっているのか、知りたかったのです。

話題はもちろん、

「なぜこの会社に決めたのか?」

 

 

私は、

「人の気持ちに少しでも寄り添えるような営業マンになりたい!」

「今はまだ実力もないけれど、いつか必ず世界を動かすようなデカい仕事をしてみたい!!」

「この会社で揉まれることで、もっと人間的に大きく、成長したい!!!」

と、自分の夢をアツく語りました。

 

しかし、同期から返ってきた言葉は私の予想とはかけ離れていました。

「ここは平均年収が高いから。」

「大企業で安定しているから。」

 

私はお給料の多寡や会社の規模を軸に就職することを否定したい訳ではありません。

そういった考えがあることも充分理解できるし、正直なことを言えば、かくいう私も就職活動をしていたときにエントリーしていたのは大企業ばかりでした。

 

それでも、私はイマイチすっきりしないというか、

「入社式の日くらい、自分の夢を語ればいいのに…」

と思いました。

 

 

 

入社式も終わり、新入社員はそれぞれの配属先に散り散りになっていきます。

「さあ気を取り直していくぞ!」

「自分の直属の上司はどんな方なんだろう…良い人だといいな…」

と期待半分、不安半分で電車に乗り込みました。

職場に着いてからは、上司や先輩方に初めましての挨拶回りをしました。

「今日からお世話になります!!」

「鈴木大悟と申します!!!」

緊張で震える手を抑えながら、自分が出せるMAXの大きな声で挨拶をしました。

 

 

挨拶回りが終わると、支店長と、新人の指導係を務める上司2人、それから私を含む新入社員3人で、歓迎会を開いて下さいました。

しかし、歓迎会の話題は、新入社員の夢やこれからの目標などではなく、

「支店長がどんなに高価な腕時計をしているのか。」

「指導係の上司が最近買った高級車の乗り心地がいかに良いか。」

についてでした。

 

その話を聞いて、私の同期は、

「カッコいいー!」

「私もブランドもののバッグを買いたいです!」

と大袈裟にリアクションして、話を合わせていました。

 

私は強烈な違和感を感じ、次第に会話も耳に入ってこなくなり、愛想笑いも上手くできませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 もしあなたが、今の職場の人間関係に悩んでいたり、上司と考え方が合わなかったり、毎日の仕事が辛かったりしたときは、自らの心に問いかけてほしいです。

 

あなたは将来、身近な上司のようになりたいですか?

 

もしこの質問の答えがイエスなら、

本当に幸せなことです。

思う存分、考え方や価値観を吸収し勉強して、目標とする人に近付いてください。

 

 

もしこの質問の答えがノーなら、

自分自身を見つめ直す必要があります。

 

私は何もNPO業界への転職を勧めているわけではありません。

前職の会社にも、活き活きと目を輝かせて働いている人はいましたし、お金をたくさん稼ぐ為に働くことが悪いわけでもありません。

 

もしこのブログを読んで下さっているあなたが、以前の私のように違和感を感じながら働いているのだとしたら、何かのヒントになればいいなぁと思います。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。