CFCから年次報告書が届きました!
こんにちは、大悟です。
私がマンスリーサポーターになっている公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンから、2017年度年次報告書が届きました。
今日も1ドナーとして、注目したところを発信していきます。
目次
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2017年度は457名にクーポンを提供
2017年度は、新規利用者の定員117名に対して368名からの応募があり、また2018年度は、定員197名に対して1070名の応募が寄せられました。クーポンを提供できたのは、2017年度は3人に1人、2018年度は5人に1人と、依然高い倍率が続いており、すべての子どもたちに支援を届けることができていません。
(2017年度年次報告書p.8より引用)
CFCでは親の収入が少ないが故に、塾や習い事に通えない子どもたちへクーポン(教育バウチャー)を提供しています。
現在年間9,808万円集めている寄付金を2億円まで伸ばすことを目標にファンドレイジングしていくようです。
指定寄付金・会費使途に関するお約束
①寄付金の85%以上(*)を子どもへの直接的な支援費として使用します。
*65%以上をクーポン費、残り20%程度をその他事業費(ボランティア研修費、調査研究費等)に充当。
②寄付金の15%未満を法人の管理費(*)として使用します。
*子どもたちを間接的に支えるための費用。管理を行う職員の人件費、広報費等。
(2017年度年次報告書p.16より引用)
CFCは寄付金の使い道を「指定寄付金・会費使途に関するお約束」として、支援者に明示しています。
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CFC今井さんとキズキ安田さんの対談
(前略)
安田さん
「僕が事業を立ち上げるきっかけになったバングラデシュの農村に行った時、村人たちは自分の家にテレビがなくても、周りの人もみんなテレビがないから、傷付かないことが分かった。例えば、東京の大都会にいてみんなの家に冷房があるのに、自分の家に冷房がなかったら、「何で自分の家は冷房がないんだろう」と感じるわけで。」
(中略)
今井さん
「形だけみるとCFCもキズキも一見、単なる学力向上のためだけに事業をやっていると思われることが多い。でも、実はもう少し背景の子どもたちの気持ちにも注目しているのは共通していますね。それは自尊心や意欲だったり、もっと人が生きやすくなるようにしたいというか。」
(2017年度年次報告書p.12より引用)
相対的貧困は「周りのみんなはできるのに、自分だけできない」という状態を子どもたちに繰り返し味あわせ、子どもたちの意欲や自尊心・やり抜く力を奪います。
かものはしプロジェクトが取り扱っている絶対的貧困から生まれる問題とは性質が異なる「見えない貧困」です。これもまたとても根が深いのです。
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CFCのクーポンを制度化したい
今井さんとお話しさせて頂いた際に、
「CFCのクーポンはシードマネー。この事業が子どもたちの学力や意欲や自尊感情、やり抜く力など、生きる上で必要な力を養うことに一役買っていることを数字で示せれば、きっと行政も動かせるはずだ。」
と力強く話されていたのが、とても心に残っています。
私自身不登校の時期があったので、よく分かります。学校の教室に馴染めない子どもたちにとって、学校外教育はセーフティネットです。
このクーポン事業が広がっていき、誰でもアクセスできる制度へと深化していってほしいです。
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの公式HPはこちら。
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これからも粛々と活動を見守っていきます!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。